【第88話】何もしなかった日を、堂々と報告します

サバイバル奮闘記〜リアル検証ドキュメンタリー〜

経過日数89日目、所持金10万円、本日の収益0円、Xフォロワー5人。この記事を書き終えたら、今日はもう寝ます。先に言っておくと、今日は本業のことも副業のことも、ほとんど何も考えず、ぼーっとしている時間が多い一日でした。

【実践】

正直に言うと、今日やったことと言えるようなことは、これといってありません。いつもなら少しでも本業を進めようとするのですが、今日はそれもせず、ただぼーっと過ごす時間を意図的に選びました。こういう日は自分としても珍しいのですが、たまにはいいかと思って、あえて何も詰め込みませんでした。ベランダでぼんやり空を眺めたり、特に理由もなく部屋を片付けたりして、時間だけが静かに過ぎていきました。どうせ早く寝て、明日の朝からまたガンガン作業するつもりだったので、今日くらいは頭を空っぽにしようと決めていました。

こうして書いていて、以前読んだ脳科学の本の内容をふと思い出したので、せっかくなので紹介します。イーロン・マスク氏やジェフ・ベゾス氏のような超一流の経営者たちも、かつては週100時間労働や寝る間も惜しんで働くスタイルで知られていましたが、彼らほどの人たちこそ、脳のリカバリーの質が生産性を左右すると熟知しています。マスク氏はのちに、6時間の質の高い睡眠こそが生産性の源泉だと語るようになり、頭をクリアにするための朝のルーティンを重視するようになったそうです。ビル・ゲイツ氏は年に2回、外界を完全に遮断したコテージにこもり、ただ本を読んで物思いにふける「思考週間」を何十年も続けています。日常の雑務を一切手放し、新しいアイデアや戦略を生み出すための内省の時間だといいます。アインシュタインやスティーブ・ジョブズも、長時間の散歩を日課にしていました。一見何もしていないように見える散歩の時間こそ、偉大な発見やデザインのひらめきを生む源泉だったわけです。

【リアルな壁】

正直、何もしないことへの罪悪感はありました。所持金10万円、収益0円というギリギリの状態で、1日を丸ごとぼーっと過ごすというのは、崖っぷち生活としてはかなり贅沢な選択に見えるかもしれません。作業を進めなければという焦りが、頭の隅にずっとちらついていたのも事実です。何度かパソコンを開きかけて、そのたびに閉じるということも繰り返しました。

それでも、意識的に仕事や勉強を頑張っている時、脳のエネルギーは猛烈に消費されています。逆にぼーっとした瞬間、脳内ではデフォルト・モード・ネットワーク、通称DMNという回路が活発に動き始めます。日中にインプットした膨大な情報を自動的に整理整頓し、必要な記憶として長期保存してくれる役割。意識して考えている時にはつながらない脳の離れた領域同士を勝手に結びつけて、ひらめきを生む役割。そして、体重のわずか2%ほどの重さしかないのに全身のエネルギーの約20%も消費する大食らいの臓器である脳を、適度に休ませてバーンアウトを防ぐ役割。この3つを担っているのが、まさにこのぼーっとする時間だと知って、罪悪感は少しずつ薄れていきました。

【生存戦略】

つまり、何にも考えずぼーっとする日は、サボりではなく、車で言えばガソリンスタンドでの給油であり、エンジンのメンテナンスです。世界のトップランナーたちも、がむしゃらな労働の裏側で、意識的か無意識かに関わらず、この脳の仕組みを味方につけてメンテナンスの時間を確保しています。むしろ、より良い成果を出すために「今日は脳のメンテナンス日だ」と割り切って過ごす方が、科学的にも理にかなっているとさえ言えます。だから今日という一日にも、罪悪感を持つ必要はまったくないと、自分に言い聞かせています。明日の朝からは、また本業に全力で戻るつもりです。

【まとめ】

崖っぷちだからこそ、常に何かをしていないと不安になりがちですが、今日はあえて全部やめて、ゆっくりしてみました。何もしない自分を責めるのではなく、あえて何もしないと決められる自分でいたい。今日はそう思えた一日でした。皆さんも、たまには意識的に何もしない日を作ってみてください。今日はもうこのまま寝ます。おやすみなさい。

📊 現在の生存ステータス

経過日数:89日目

現在の所持金:10万円

本日の収益:0円

Xフォロワー:5人

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